2008年03月10日 00:00
「夫婦善哉」には次の描写がある。『この二三日飯も咽喉へ通らなかったこととて急に空腹を感じ、楽天地横の自由軒で玉子入りのライスカレーを食べた。「自由軒のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」とかつて柳吉が言った言葉を想い出しながら、カレーのあとのコーヒーを飲んでいると、いきなり甘い気持が胸に湧いた。』
注文を受けたお姉様からは、厨房に向かって「インディアン、ツー」のコールがかかる。後で分かったことだが、名物カレーは正しくは「インディアン・カレー」と言うらしい。味の好みは人それぞれであるが、個人的にはウスターソースとカレールー、生玉子がほどよく混ざったシンプルな味わいは、なかなかいけるとの評価である。
さて、出張の目的である食後の用事もあっという間に終わり、2時30分には新幹線で東京へ向かう。しばらくは読書の時間となるが、途中、車窓から富士山が見えてくると、不思議に映像記録を残したくなる。手持ちのWILLCOMのPHS、通称アドエス(Advanced/W-ZERO3[es])で、富士山を動画撮影してみたのが、次の添付ファイルだ。
動画ファイル→https://www.youtube.com/watch?v=HVoYVwBG42o
ところが、再生映像を見てビックリである。被写体が奇妙に右方向に傾いているのだ。この現象をグーグルで検索したところ、携帯デジカメの撮像素子に使われるCMOSの特性が原因であることが判明した。説明はホームページ『デジカメの「しくみ」』に詳しいが、その内容を要約すると次の通りである。
==== 要約開始 =====
====要約終了 ====
なぜこの現象が生じたのか。高校時代の三角関数を思い起こしながら、瞑想に耽ったところ「これは」という結論にたどり着いた。完全な証明には、あとしばらくの時間が必要だが、すでにイメージは固まっている。ということで、証明は次の機会に譲ることにする。あいかわらずの問題先送りとも受け取られかねない対応だが、そこはまあ、ご容赦いただきたいところである。(笑)