激安DVDプレーヤーの修理

magona Laboratory

2006年09月24日 00:00

実家のDVDプレーヤー(EG-DVDP2000C)が故障した。ディスクトレイのオープンボタンを押してもトレイが出てこない。2003年12月に忘年会の特賞でGETしてから2年9カ月が経過している。詳しく観察すると、オープンボタンを押すと、かすかにモーター音は聞こえるがトレイは微動だにしない。モーターの動力がトレイには伝わっていないようだ。

分解してみると原因は簡単に見つかった。モーターの動力は大小ふたつのプーリー(滑車)を通じてトレイを開閉させるが、写真からも分かるように、連結ベルトが切れている。トレイが動かないのは当然だ。年寄りの住む実家では、DVDプレーヤーはほとんど使われない。そのためゴムの硬化が加速し、切れてしまったと思われる。修理はベルト交換で済むが、メーカーに頼んでも補修用部品を送ってくれるかどうかは、よく分からない。そこで、手元にある同じ大きさの輪ゴムで応急措置を施すことにした。写真右上の青い輪ゴムが代用品である。

プーリーに補修用(?)の輪ゴムを掛けて修理を完了する。結果は完璧だ。新品のようにスムーズにトレイは開閉する。しかも、修理費用はゼロ。エコライフ実践の観点からは合格点といえる。普通の輪ゴムを使っていることから、耐久性に若干の疑問は残るが、切れたらまた取り替えれば良い。大切なのは、ゴムの硬化が進まないように、日頃から適度にトレイのオープン、クローズを繰り返すことである。

さて、このいい加減な修理がいつまでもつか、注意深く観察してみたい。

【注意】
DVDプレーヤーの分解、修理には感電の危険を伴います。仮に、本記事をマネて事故が発生しても、マゴナ研究室は一切の責任を負いません。


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