2006年02月12日
シェーバーと接触不良
サラリーマンの朝はあわただしい。そんな時、シェーバーの充電が切れていたりすると一大事だ。筆者は石けん剃りを実践しているが、洗面台の近くにはコンセントがない。充電切れの日には、口の周りに石けんの泡を残したまま台所へ移動し、シェーバーを交流モードに切り替えてヒゲ剃りを継続する。朝はこんな些細なトラブルでも出勤時間に影響する。最近、そんな不具合が頻発していた。
使っているシェーバーは、NationalのLAMDASH(ラムダッシュ) ES8175で、シェーバー本体と洗浄充電器がセットになっている高級機だ。2004年11月の購入から数カ月経った頃から、シェーバー本体を充電器にセットしたにもかかわらず、充電がされないという現象が観察された。シェーバー本体にアダプターコードを直接接続した場合には、キチンと充電される。つまり、洗浄充電器が不良ということだ。メーカー保証の期間内でもあり、修理を依頼したところ新しい洗浄充電器が送られてきた。
ところが最近になって、またシェーバー本体の充電がうまくいかない。となると、充電器がおかしいというよりも、他に問題があるのかも知れない。考えられるのは、シェーバー本体と洗浄充電器の接点での接触不良である。毎日の石けん剃りのため、接点が腐食したのかも知れない。この前提に基づき、早速、接触不良の解消に取り組んでみた。
最初に、接点復活剤を試してみる。手元にあったオーディオ機器用の接点復活剤、和光テクニカル(株)の「チタンオーディオオイル Ti-102」(定価1,785円/30cc)を綿棒で、シェーバー本体と洗浄充電器の接点にすり込んでみる。シェーバーを洗浄充電器にセットすると、本来であればシェーバーの充電ランプが点灯するはずであるが、充電ランプは点灯したり、または消えたままなど、まだ完全ではない。しかし、接点復活剤を塗る前よりは明らかに充電ランプが点灯する頻度が増えている。
最後の仕上げは「HBの鉛筆」だ。鉛筆の芯が接点復活剤として極めて良く効くことは、「今日の必ずトクする一言」で有名である。芯に含まれる黒鉛が電極のスキマを埋めて電気抵抗を減らす原理である。ちびた鉛筆を準備し、洗浄充電器とシェーバーの接点部分を入念にこすってみた。その結果は劇的である。シェーバーの充電ランプは確実に点灯し、接触不良は明らかに解消された。これで、遅刻の心配もなくヒゲ剃りに専念できる。メデタシ。メデタシ。